ココログをご利用いただき、ありがとうございます。
予てよりココログをご利用の皆様にお約束をしておりました「パフォーマンスの改善を目的としたデータベースの分散化」につきまして、当該作業がすべて完了したことをお知らせいたします。
ココログでは、2006年度より負荷問題への対策としてデータベースの分散化に取り組んでまいりました。
長年のココログにおけるレスポンス低下の原因として、ココログの記事などのデータをデータベースサーバ1台で保持し稼働していた点があげられます。
アプリケーション、および、データベースサーバーのチューニングや増強などの対策は実施しておりましたが、ユーザー数、記事数、コメント・トラックバック数などの増加に追いつかず、過去においては継続してレスポンス悪化が発生しておりました。
この状態の根本原因を解消するためには、ユーザー単位でのデータ分割化、および、データベースエンジンのリプレースが必要でしたが、このリプレースのメンテナンスではできるだけユーザー様に影響を与えないように配慮する必要があり、ユーザー単位での移動を行う必要がありました。
現行のココログシステムを延命しつつ、データ分割に至るまでのステップを開発元のシックス・アパート社と長期に渡り協議を重ねてまいりましたが、その手法などについては、先日Santa Clara,Californiaで行われましたMySQL Conference & Expo2008にて発表させていただいております。
2008年6月26日を持ちまして、予定しておりましたデータベース分割化のメンテナンスはすべて終了し、ココログのデータベースにおけるスケーラビリティが確保され、より安定して稼働できるようになりました。
今後も、ココログを長期にわたり安定稼働するように努めてまいります。
また、2006年度から2007年度にかけて負荷問題に関するお知らせを掲載しておりました「ココログレスポンス問題お知らせブログ」につきましても、当初の役割を終えたと判断し、閉じさせていただきました。
今後とも、ココログをよろしくお願いいたします。